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霊能者監修 霊感・霊視の世界

リレーエッセイ

第4回 “縁”が呼び込む、あなたの上昇運気 【姫笛吹(ひめふぶき)霊能者】

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恋愛の“縁”も、まずは人間同士の結びつきから
2013年、島根県にある出雲大社で60年ぶりの本殿遷座祭、いわゆる“平成の大遷宮”が行われたことは、多くの方の記憶に新しいでしょう。ちなみに遷宮とは、御神体や御神座をいったん移し、社殿の傷みを修理してきれいによみがえらせ、再び社殿にお迎えする作業です。この出雲大社は、「縁結び」でおなじみの神社。今回は、新しい“縁”との出会い方について、そして、その中から良い縁を見極め、ご自分のもとへ結びつけるコツについて、霊能者の立場から話をしたいと思います。
「縁結び」というと、まず「あの人とは赤い糸で結ばれている」などという、恋愛の“縁”を思い浮かべますよね。その通り、恋愛も、ひとつの縁。結婚という大きな転機につながることの多い、とても大切な縁です。ただ、“縁”は、それ以外にもたくさんの種類があります。ご友人との縁、ご近所との縁、会社での縁、社会での縁。人と人とのつながり、すべてが“縁”です。出雲大社が司る縁結びも、恋愛だけでなく、すべての人間関係が対象だといいます。恋であれ愛であれ、何事も“人ありきで好転する”ということなのでしょう。
なので、貴女が新たに手にしたいと望む縁が恋愛のそれだとしても、まずは恋愛に限定せず、他者との関わりを避けないようにしてください。「江戸いろはかるた」にもある古いことわざ「縁は異なもの、味なもの」を、お気持ちのどこかに刻んでみてください。どこに出会いのきざしが転がっているか、誰が幸せの切れ端を渡してくれるのか、それはまさに“神のみぞ知る”。守りに入らない、バリアの薄い柔軟な心は、天が与えてくれる運命の啓示をキャッチしやすいものです。
「私は人見知りだし、いまの友人・知人との付き合いで精いっぱい……」と、うつむいてしまう方もいらっしゃるかもしれません。シャイな方だからこそ、対面でなくとも相談者の運命を視(み)られる電話占いの門を叩くこと、ごもっともです。でも、ご安心ください。新しい縁は、なにも、見知らぬ人と出会うことのみを指すものではありません。
とはいえ、新しい出会いには運をリフレッシュさせる効果があります。髪形を変えたときにはいつもと違ったファッションに挑戦しやすくなるように、貴女も新しく出会った人には、ご自分の新たな魅力を見せやすくなります。そして、それは往々にしてうまくいくことが多いのです。前向きな自己アピールはさまざまな可能性を広げ、良い運気を呼び込んでくれるからです。
こうした意識付けなら、既知の人にだって適用できますよね。ご自分の新たな面を見てもらえるようにふるまう、あるいは、貴女がお知り合いの方々の気づかなかった一面を目にしようと努力する——それに気づけたとき、貴女はいままで知っていたはずのその方たちに、その方たちは貴女に、改めて興味を持ち直します。これまでになかった“共感”が生まれ、さらに新たな“縁”の芽が育ち始める瞬間です。さらなる“縁”で結ばれたその人たちの中には、自身が持つ別の縁をたぐり寄せ、貴女に素敵な幸せをもたらすキーパーソンとなる人もいるはずです。楽しみですね。

運気上昇への早道は「良い縁を見分ける」こと
“縁”を生み出せる人は、その分だけ、幸せの芽を手にしやすくなります。しかし、すべての縁に向き合おうとすると、心身ともに疲れがちに。仕事でも優先順位をつけたほうがはかどるように、とりまく縁から特に重要と思えるものを選り分けることが、運気上昇の近道といえます。
その方法として、次の2点を実行してみてください。
1つは、心映えを美しくすること。高い霊力でその名を知られるイタコ・木村藤子さんも自著の中で、心を磨けば、人はその人の周りに引きつけられてくる旨を書いておられます。私もそう思います。心根の美しい人には、人だけでなく、良い運も付いてくるものです。天はしっかり見ています。心映えというと、何やら高尚な響きがありますが、特に難しいことではありません。虚栄心を捨てること。自分の周りの事象を素直に受け止めること。対人面で感謝の気持ち・いたわりの心などを持つこと。こうしたことで、心のあり方はぐんぐん素晴らしいものになります。人間としての貴女をも成長させる、おすすめの方法です。
もう1つは、自己肯定力の強化。すなわち、自信を持つことです。お電話をくださるお客さまには、「私なんて……」が口グセのようになっていらっしゃる方もいます。不安だからこそ、電話占いのプッシュボタンに指がかかったのでしょう。ただ、私の霊視では、そうした方の本質は、発せられるお言葉よりももっと、ずっと芯が通っていることが多いのです。自分を信じ、心をしっかり持つことは、楽なことではありません。しかし、弱気でいることこそ、悪い縁を引きつけやすくなります。例えるなら、強い体よりも弱い体のほうに病原体が侵入しやすいように。きっと貴女も、ご自分でお考えになるよりもしっかりとした芯をお持ちのはずです。なので、「この人と縁を結びたい、つながっていたい」と思えるなら、そのお気持ちを信じてください。そう強く思えたものは、良い縁である可能性が高いです。ご自身ではポテンシャルが低いとしか思えなくても、霊視鑑定では「これは、ご依頼主を幸運へ導く本物の“縁”だ」というケースも多かったりするのです。
「幸せは、自分の力だけではつかめない」と言うつもりはありません。頑張る人には、頑張ったなりの幸せがきちんと訪れます。しかし、人とのつながり=縁を多く持っている人ほど、また、その良さをうまく見極められる人ほど、ご自分だけでは引き寄せにくい高次元の幸せを手にできることも事実です。見極め方への自信がなくなったら、電話占い花紫の霊能者にご相談ください。ご状況をきちんと霊視した上で、運気上昇をかなえる霊的パワーを貴女のもとに届けます。
こうした電話占いとのホットラインも、ひとつの“縁”。大切にしていただけたら、うれしいです。どちらかというと、実は私も対人面でアグレッシブなほうではありません。自分のために霊力を使うことはほとんどしないので、若いときはいろいろと思い悩んだものです。しかし、だからこそ、「何事もやってみなくては始まらない」という真理を悟ることができました。宝くじを当てたい人なら、まずは買わなければどうにもなりませんよね。なので、良い“縁”を望むなら、やはり「行動あるのみ」。出雲大社も今年新しくなったことですし、思い描く幸せを現実のものとするために、ぜひ皆さまも内面のリニューアルに踏み切ってみてください。そのお手伝いができたら、私もうれしいです。